姑と穏やかに暮らすために 相談事例

★我が家は宅老所の状態 !?
78歳の姑と同居しているAさん(30代)、舅が亡くなってまだ1年とたたないのに、姑のところに近所の同年齢の女性が数人集まり出しました。耳が遠いせいか、大きな声でおしゃべりをしていきます。朝から集まり、昼食の時間になっても帰る気がなさそう。Aさんは家事をするのも、つい遠慮してしまうそうですし、生理中は大きな話声や笑い声がとても気になりイライラさせられるそうです。何かよい方法はないでしょうか、とご相談がありました。
★お菓子をつまみ他愛のない会話
体調の悪いときなど、騒々しい声はほんとうに辛いものですね。お察しいたします。
ただ、私は姑さんにとっては、とても喜ばしいことと考えています。中のよいお友だちとお茶をのみ、お菓子をつまみながら他愛のない会話を楽しむなんて、お年寄りの理想の生活だと思うのです。
厚労省は、高齢者の引きこもりを予防するため、デイサービスやリハビリに出かけることを奨励しています。ですが、おしきせの通所サービスに反発する高齢者も少なくありません。「やりたくないことを無理やりさせられる」と。
★ちょっと考え方をかえてみたら
とは言っても、Aさんの生活も大切にしないとなりませんね。Aさん宅にお年寄りが集まりだしたら、家事を放り出して思いきって外へ出てみてはどうでしょう。ウインドーショッピングでもいいし、カフェに入って読書もいいかも、です。
本当に体調が悪いときは、今日は体調が悪いのでお友だちを呼ばないで欲しいとはっきり言いましょう。「たまには、近所のTさん宅に行ってきたら」と、手みやげのお菓子などを渡して、背中を押してあげてもいいかも知れません。
ちょっと考え方を変えてみましょう。姑さんが寝込まず元気に歩き回っていられるということは、Aさんにとっても、おだやかな毎日が過ごせるということでもあるんですね。そんなお姑さんに、感謝してみましょう。あなたの気持ちも、軽くなるのではないでしょうか。
(相談はご本人のご了解を得て掲載しています。内容は、わかりやすくアレンジさせていただいています)
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