ミュージカル『ザ・デイサービス・ショウ It's Only Rock'n Roll 』
★我が身を解き放つ快感、笑ったり泣いたり手拍子で

那覇市タイムスホールで11月27日に上演されたミュージカル『ザ・デイサービス・ショウ』(作・音楽:山口健一郎/演出・振付:本間憲一/プロデュース:中尾ミエ)を観にいってきた。
おもしろかった。
ミュージカルの醍醐味は、あまり深刻に考えず舞台と一体となって笑ったり、ちょっと涙をながしたり、体をゆすっていっしょに手拍子で我が身を解放する、そこにあるのではないかと思う。『ザ・デイサービス・ショウ』も、そうだった。
音楽がとてもよくできていて、聴きごたえ充分。主演の中尾ミエさんをはじめ、脇役というには失礼なほどの芸達者な出演者たちが、ショウをおおいに盛り上げた。
★同時代を経てきていまがある、観客に一体感
「デイサービス」「高齢者」「認知症」など、ともすれば暗くなりがちなテーマを明るく、こころほっこり、またはほろりとみせてくれる。デイサービス内のようすも、世間で言われているようなステレオタイプではなく描かれていて、好感がもてた。
観客は9割方女性、しかも50代・60代が大半と思われる。
正司花江さんがギターを披露しているうちにそのメロディが「かしまし娘」エンディングのテーマ曲になったとき、会場からどっと笑い声があがった。その笑いのなかに、同時代を経てきた観客互いの一体感といったものを感じたのは、私の考え過ぎか。今の20・30代の人たちには「かしまし娘」、もうわからないでしょうね。
★こういうのを「元気をもらった」と言うのかも
ショウが終わって帰る観客が、みな笑顔で満足そうなのが印象的だった。皆さんきっと、帰ったら家族に、身近な人に、親しい人に優しいことばをかけてあげようと思ったに違いない。私がそうだったように。
それにしても、出演者の平均年齢が72歳とは。若い土屋シオンくん、tohkoさんを除いたら、いったい平均年齢は何歳になるのだろう。あのパワーは、いったいどこから?
こういうのって、「元気をもらった」と言うのでしょうね。*画像はネットから拝借しました。
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